戸建てより自由度は高い!マンションの間取り変更リフォームで失敗しない3つのコツとは?【事例あり】
豆知識
ライフスタイルの変化により、住み慣れたマンションでも使いにくく感じることはよくあります。
思い切って間取りを変えたいと思いつつ、「理想の間取りにできるか」「マンションは変えられない部分が多いのでは…」など不安も多いですよね。
実は、マンションの間取り変更の自由度はとても高いのです。
ライフスタイルの変化に合わせて間取りを変え、新しい住まいをつくる人も増えています。
今のマンションに不満がある人や、新しく住まいを探している人も、間取り変更のコツや注意したいポイント、施工事例など参考にしてくださいね。
マンションの間取り変更は、自由度が高い
マンションの間取りは、かなり自由に変えられます。
間仕切り壁を取り払ったり、水回りの位置を変えたり、大胆なリフォーム事例もたくさん。
リビングの拡大、子ども部屋の増設、ワークスペースの確保など、家族に合わせたぴったりの間取りを実現できます。
間取りリフォームの3つのコツ
部屋の間取りを大胆に変えるのは、少し勇気がいりますよね。失敗しないためのコツを紹介します。
①リフォームの目的を確認する
マンションの間取り変更を考えるのは、現状の間取りに何かしら不満があるということ。
どうしたら悩みを改善できるか、それぞれの家族に合った間取りにすることが大切です。
住まいに求めるものは人によってさまざま。人気の間取りを真似しても自分にとっての快適な間取りとは限らないので注意しましょう。
②2つの動線を意識する
「なんとなくリビングを広くしたい」や「とりあえず子ども部屋が欲しい」などやみくもに間取りを変えるだけでは、かえって暮らしにくくなる可能性も…。
日常生活で通る生活動線と、家事で動き回る家事動線を分けて考えるのがポイントです。
間取り変更する際は、なるべく2つの動線が重ならないよう配慮すると、毎日の生活に不便を感じにくくなります。
③費用を抑える工夫
間取り変更リフォームで費用が高くなりやすいのが、水回りの配管工事。コストを抑えるなら、水回りの位置を変えない設計にするのもひとつの手です。
また、リフォーム補助金をうまく利用することもおすすめ。
手すりをつけたり廊下を広くしたりするバリアフリーリフォームは、補助金が申請できるケースが多いです。利用できる補助金や助成金などの制度を事前にチェックしておきましょう。
ここに注意!間取り変更ができない例外もチェック
マンションの間取り変更はかなり自由とお話しましたが、構造や配管によってはできないケースもあります。
①部屋の建築構造の問題
変更しやすい:ラーメン構造
室内の不要な壁を撤去しても影響がなく、部屋の間取りを自由に変更しやすいのが特徴。
中・高層マンションに採用されている鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC造)はほとんどがこのラーメン構造です。
変更しにくい:壁式構造
部屋の中に構造上撤去できない壁があるため、間取り変更できる範囲が限定されてしまいます。
5階以下の低層マンションに多いです。
②配管の問題
(画像出典:http://repco.gr.jp/knowhow/checklist/check6)
変更しやすい:床スラブ上配管
一般的に、ほとんどのマンションは床スラブ上配管です。
配管を移せるので、キッチンや洗面台などの位置も変えることができます。
変更しにくい:床スラブ貫通配管
床スラブ貫通配管は、水回りの移動がほとんどできません。
築年数の古い1970年代ごろのマンションは、床スラブ貫通配管であるケースもあるので、注意が必要です。
③専有部分と共有部分
変更できる:専有部分
マンションの専有部分とは、壁や床・天井に囲まれ他から遮断されている独立した居住空間にこと。
簡単に言うと、部屋の内側です。
マンションの中で、自由に間取りを変えられるのは専有部分のみになります。
変更できない:共有部分
管理規約により「共有部分」は自由にリフォームできないと決められています。
例えば、玄関ドアやバルコニー、窓ガラスなどが共有部分に含まれています。
マンションによって異なる部分もあるので、間取りを変更する際は管理規約をしっかり確認し、管理会社や大家さんと相談しながら進めましょう。
間取り変更の大規模リフォーム事例
マンション2部屋を合わせて、広々とした4LDKの住まいに!
費用:1400万円
工期:2.5ヶ月
Before
After
マンションの2区画分を、一部の壁を抜いてLDK+洋室4部屋+ウォークスルークロゼットの間取りに変えた、大規模リノベーション。
壁を取り払っても、違和感なく廊下でつながっています。
扉の色を変えれば、一気におしゃれな雰囲気になります。デザイン性も自由にこだわれるのがポイント。
Before
After
もともと2部屋に分かれていたスペースを、間仕切り壁を取り払って広々LDKを実現。家族が自然と集まる心地よい空間になりました。
Before
After
水回りの位置も変え、大胆なリフォームで理想の住まいへと大変身。家族がゆったり暮らせる住まいが完成しました。
▼施工事例はこちら
マンションの間取り変更リフォームで、より快適な住まいに
マンションは対面キッチンにしたり、間仕切りを取り払ってリビングを広くしたり、大胆な間取り変更リフォームができます。
配管や構造、家族の悩みを解決できるかなど、ポイントを押さえて間取り変更リフォームを成功させましょう。
佐元工務店では、マンションの施工や新築注文住宅も対応しているので、いろいろな角度から暮らしやすい間取りを提案するのが得意。大規模なマンションの間取り変更リフォームの実績もあるので、気軽にご相談ください。
また、さらに住まいの快適性を高めるなら、断熱性を高めるリフォームや省エネ性能を上げるリフォームもおすすめ。間取り変更だけでなく、デザインや性能など悩みに応じて最適なリフォームプランを考えます。お得な補助金制度もあるので、詳しくはお問い合わせください。